麻黄湯について
いつも心音道をご利用いただき、誠にありがとうございます。
ひと雨降るごとに春の気配が感じられるようになってきましたね。
少し前になりますが、麻黄湯がテレビで話題になりました。
ちょうどインフルエンザが流行しはじめたことから、
解熱、鎮痛に効果のある麻黄湯が注目されています。
【配合生薬】
麻黄湯は4つの生薬(※1)から構成されています。
麻黄(まおう)、杏仁(きょうにん)、桂枝(けいし)、甘草(かんぞう)
【特徴】
抗ウイルス剤はウイルスの増殖を防ぐのみですが、
麻黄湯はサイトカイン(※2)のバランスを調整する効果もあります。
鼻風邪、鼻づまり、また気管支炎などにも効能あり。
発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。
風邪の引きはじめに良く効きます。
詳しくは心音道店頭まで、お気軽にお問合せください^^
※1 生薬について
●麻黄・桂枝は、発熱状態では発汗・解熱に働き、
悪寒・ふるえ・頭痛・身体痛などの表証を緩解する。
●麻黄は、気管支平滑筋のけいれんを緩解し呼吸困難を改善。
●麻黄・杏仁・甘草は、鎮咳・痰をおさえる。
●甘草・桂枝は、消化吸収を補助する。
甘草は、発汗が過多になるのを防止する。
●麻黄は利尿作用があり、桂枝は鎮痛に働く。
※2 サイトカイン (cytokine) とは
免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、
特定の細胞に情報伝達をするものをいう。